双子は飛行機で隣に座れない!?双子ファミリーにおすすめの座席の取り方

先日、1歳の双子赤ちゃんを連れて宮古島に旅行してきました。
双子にとっては初の飛行機です!

その時にネットで飛行機の座席予約をしようとしたら、

「あれ、隣同士の座席が予約できない!?」という事態に…。

調べてみると、「膝上に乳児・幼児をのせた人が隣同士で座ることができない」というルールがありました。
こんなルールがあったんですね…初めて知りました。

私と同じようにこのルールを知らずに、双子の赤ちゃんと一緒に初めて飛行機に乗るというパパ・ママで、「隣同士の席を選んでエラーになり予約できない」という方は多いのではないでしょうか。

今回の記事では、「双子が飛行機で隣同士で座れない理由」「双子赤ちゃんにおすすめの座席」を紹介したいと思います。

 

双子が隣同士で座れない理由は「酸素マスクの数」

双子幼児を膝に乗せたパパ・ママが隣同士で座れない理由は、「酸素マスクの数」でした。

酸素マスクの数は「座席数+1」

飛行機の座席は、通路を挟む形で「左ブロック」「中央ブロック」「右ブロック」に分かれています。
座席の配列は「3-3-3」「2-4-2」「2-3-2」など、飛行機によって色々なタイプがあります。

これは、先日私が宮古島に行くときに乗ったANA便の飛行機で、「2-3-2」という配列でした。

飛行機の座席の配列「左2席-中央3席-右2席」

これらの座席には、1座席に1つの酸素マスクが用意されており、さらに各ブロックには予備として「プラス1個」備わっています。

簡単に言い換えると、「各ブロックには座席数+1の酸素マスクがある」ということです。

つまり、先ほどの飛行機の「中央ブロック」は3席なので、酸素マスクが4つ用意されています。
また、「左ブロック」「右ブロック」は2席なので、酸素マスクが3つある、というわけです。

各ブロックには座席数プラス1の酸素マスクがある

 

双子を隣同士にすると、酸素マスクが1つ足りなくなる

双子を膝上にのせたパパ・ママが同じブロックに座ってしまうと、酸素マスクが1人分足りなくなってしまいます。

先ほどの2席の「左ブロック」の場合、双子家族(双子A&ママ・双子B&パパの4人)で座ると、4人に対して酸素ボンベが3つしかありません。

2席のブロックには酸素マスクが3つしかないので、4人で座ることができない

また、3席の「中央ブロック」でも、双子家族(4人)と乗客1名が座ることになるので、5人に対して酸素ボンベが4つしかありません。

このように、酸素ボンベの数が足りなくなるため、膝上に双子をのせたパパ・ママが隣同士で座ることができないのです。

 

双子幼児の座席はどこがいい?

『通路側』か『窓側』か?

これはもちろん『通路側』がおすすめです。
双子に限らず、赤ちゃんと一緒に乗っている人はだいたい通路側にしていました。

子供が大泣きした時に席を立って飛行機後方に避難することも少なくないので、通路側が圧倒的に楽です!
『窓側』や『中央ブロックの真ん中』に座ってしまうと、席を立つ度に隣の人にも立ってもらわなければなりません。
ただでさえ赤ちゃんの鳴き声で迷惑をかけているかもしれないので、気を使ってしまってちょっと出づらくなってしまいます。

「子供に飛行機の離陸を見せたいから窓側がいい」という方もいると思いますが、それはもう少し大きなってからにすることにして、子供がぐずったりするうちは通路側を選ぶ方がいいと思います。

 

「前後」か「通路を挟んだ隣」か?

私は今回の旅行で、通路側の「前後」パターンと「通路を挟んだ隣」パターンの両方を経験しましたが、おすすめは「通路を挟んだ隣」パターンです!

間に通路を挟んではいますが、一方が泣いたときに、もう一方が通路越しに手を伸ばしてフォローできるので、こちらのほうがなにかと助かりました。
また、双子の場合、おもちゃやお菓子などの受け渡しもあり、その受け渡しについても前後の座席よりも通路を挟んだ隣の座席の方が楽でした。

 

『前方』『中央』『後方』、どこがいい?

個人的には、飛行機の『後方』座席がいいと思います!

まず『前方』の座席ですが、急いで降りたいビジネスマンが多いように思います。
仕事疲れで寝ている人も多いので、前方で赤ちゃんが泣いてしまったら、多くの人に迷惑がかかってしまいます。

『後方』の座席には、比較的子連れファミリーが多くて、子供が少しうるさくしても「お互い様」という空気があります。
また、最後尾にはちょっとしたスペースがあり、赤ちゃんが大泣きした時の避難場所にもなりますし、乗務員さんも待機していて一緒にあやしてくれたりもします。
さらに、後方は空席があることも多いので、乗務員さんに相談して座席を広く使えることもあります!

 

双子のパパ・ママに一押しの座席は?

私の一押しの場所は、「最後尾の通路を挟んだ隣同士の席」です。
双子のパパ・ママにおすすめの座席は、「最後尾の通路を挟んだ隣同士の席」

この座席だと、片側の後ろに人がいないので、それだけで気持ちが少し楽です。
また、すぐに後方の空きスペースに行けるのもGOOD!

上のイラストでは、おすすめの座席を2つ載せていますが、どちらか迷ったら、近くに幼児連れが多い座席にするほうがいいと思います。
他の乳児や幼児を連れたママが近くにいれば、自分だけでないので気持ちが楽になるからです。
周りに他の幼児がいるかどうかは、座席の予約画面に表示されます。

 

以上、「双子が飛行機で隣同士で座れない理由」と「双子赤ちゃんにおすすめの座席」でした。

双子と初めて飛行機に乗る前は不安なことも多いと思うので、「双子赤ちゃんと飛行機に乗るコツ~空港到着から離陸までの過ごし方~」もまとめています。
双子を連れて飛行機で快適に過ごすには空港での過ごし方がとても大切なので参考にしてみてください。

双子赤ちゃんと飛行機に乗るコツ~空港到着から離陸までの過ごし方~双子赤ちゃんと飛行機に乗るコツ~空港到着から離陸までの過ごし方~

色々考えてしまって不安になって迷っている方がいたら、ぜひ思い切って飛行機デビューしてみてください!